コスモス色をした昔ながらの秋桜が見たいなあと思っているものの、近所で目にするのはキバナコスモスばかりです。画像1・2枚目は以前どこかの山中で撮影した野生のもの、それ以外は駅前花壇で手入れされているものですね。
キバナコスモスと見た目が似ているものに、大金鶏菊というのがあるようですが、割と早い時期……夏頃からあちこちで見掛けるものは多分それなのでしょう。こっちは特定外来生物に指定されている花。ぱっと見区別がつきづらい花って結構多いですよね。ハルシオンとヒメジョオン、芙蓉と木槿なんかもそんな感じ。
くっきりした黄色やオレンジ色は確かに綺麗だけど、古き良きコスモス色はどこか、言葉で表現するのが難しいような、独特の繊細さがあると思います。
#雑談 #植物 #コスモス #秋桜
雑談
金木犀の花はまだ咲かないものの、プランターの朝顔は今頃になって次々に咲いてきています。朝顔にとっても「今ぐらいの気温が夏だ」という認識なのかもしれませんね。日中は少し暑くて朝晩が涼しいぐらいの気候、これが夏だったら良かったのに……。
話は変わりまして、しばらく手入れをせずにいたら、鉢植えの薔薇の二つが黒星病になってしまいました。ごめん……私がバテていたのが悪い、というか今夏の暑さが全て悪いんだ。とりあえず、剪定と消毒をして、様子見をしよう。
薔薇の中でも元気そうなのは画像1、2枚目のブルーグラビティ。色味はどちらかといえば薄紫寄りだと思うのですが、形も含めて好みです。画像3枚目はメアリーレノックス、ロゼッㇳ咲きで見た目に華やかな品種の薔薇なのですが、これも猛暑の影響をダイレクトに受けてしまい、一輪のみの開花となりました。そして、一輪も咲かずに黒星病を発症してしまっているのはピエール・ドゥ・ロンサール。大きさだけでいえばトップで、あんなに元気だったのに……頑張って欲しい(画像4枚目はピエールの在りし日の姿)。
あとはミニ薔薇(画像5、6枚目)ですが、黄色のものもピンクのものも、ぽつぽつ咲いています。ピンクや黄色も可愛いけど、今の時期はオレンジ色のミニ薔薇もよく見掛けます。ハロウィンカラーだからかな?
#雑談 #植物 #薔薇
今日は雨降りです。満開だった庭の金木犀の甘い匂いも一気に薄まっていて、少し寂しい気持ち。春の桜が雨ではらはら散ってしまうのも儚いけれど、秋の金木犀が香りごと散ってしまうのもまた儚いものですね。
さて、昨日の夕方のことですが、金木犀の花を摘みました。目的はシロップ作り。今年は花数も多くて花弁の状態も良かったので、やっておきたかったのですよ。本来は桂花陳酒などを使いますが、手元になかったのでそこは潔く省略して、鍋に砂糖と水を入れ、煮立ったら花びらを投入。この段階で既にいい色、いい香りです。
以前も書いたような気がしますが、小瓶の煮沸消毒をしていると、私は必ず梨木香歩の「西の魔女が死んだ」を思い出します。今年の金木犀シロップは、小瓶三つぶん。瓶詰めの秋の完成です。お茶に入れると香りだけでなく、橙色の小さな花の愛らしさも楽しめます。秋は良いものだ。
#雑談 #植物 #園芸 #金木犀 #食べ物
片付けをしている途中で、思いがけないものが見つかったりする時ってありますよね。「私はまだこれを持っていたんだなあ」と自分でも少し驚くようなものに、久々に遭遇するような時です。そんな、懐かしいモノに纏わるお話です。
一つは、手鏡。子供の頃……小学生の時なんですが、手鏡をもらったんですね。木製で、裏面に"Mother's Village"という何だかよくわからない文字が刻まれていて、これまた何だかよくわからない玉ねぎ頭の女性が立体的に居るという、謎デザインの手鏡です。でも、持った時の感触も良く、子供の手には丁度良いサイズだったので、有難く使っていました。多分、鉛筆やマーカーと一緒にペン立てにいつも入れてあったのじゃないかな。いつの間にか使わなくなっていったその手鏡ですが、久々に見つけて、再び手元に置くようになりました。今ではもうペン立てではなくて、デスクの上のカップホルダーの中に、ボールペンや万年筆やハサミや体温計などと共に入れてあります。"Mother's Village"は未だに謎なままですが、それも良い。
一つは、ジオラマの飾りもの。これは誕生日にもらったのだったかな。話がズレますが、私は機能不全家族の中で生まれ育ってきたので、幼少時から誕生日というものがひどく憂鬱でした。それなので、多分これはそういった憂鬱の中では珍しく温かい記憶とともにあるモノですね。話を戻して、このジオラマはひとつの風景としてとても綺麗だと感じていました。左手前の段を上ってゆくと、両側に木々。そばには植え込みがあって花が咲いていて、青いドアの二階建ての家はどこか古めかしい雰囲気。風景が気に入ったので、長いこと本棚に飾ってありました。これ、かなり頑丈なケースに入っている上に、壁にも掛けられるようになっているのですが、よくある紐じゃなく細いチェーンがついているのが何気に豪華。引っ越し以来行方知れずだったこれもまた、物置の奥から発掘して、今現在は自室に飾ってあります。
一つは、やたらBIGなサイズのクシ。「PIYOPIYO」とゆるい顔のひよこがくつろいでいるデザインが、何となくサンリオ風。これは中1の時に雑貨屋さんで自分で買ったものですが、私はこのキャラクターの所属が未だに判りません。試しにこの広いインターネットの海を探してみても、一体何者なのかは不明。その雑貨屋さんにはこのキャラ(PIYOPIYOと呼ぶことにする)の様々なグッズが並んでいたものですが、「PIYOPIYOのミニぬいぐるみを買って中学のサブバッグのポケットに入れて持ってゆくも、たった一日で満員電車の中で失くす」という哀れなやらかしの記憶が……。何にせよ捨てがたかったらしく、最近ようやく発掘されたこの大きなサイズのクシの使い心地ですが、やっぱりイマイチでして、とりあえず引き出しの中に仕舞ってあります。というか、このPIYOPIYOのピンバッジまで私は持っていて、「パディントン」のピンバッジと共に発見されました。
それなりに長く生きていると、こんな風にモノに纏わる思い出もどんどん増えてゆくけれど、出来ればモノには良い記憶を引き連れていたいものだと思うのでした。
#雑談 #雑貨